離婚弁護士からの要求
2021年03月1日
浮気が原因の離婚について、一番に相談すべき相手は「探偵」です。
弁護士でも良いのですが、その場合は確たる不貞行為の証拠を持っている場合になります。
浮気の疑いがある、間違いなく浮気していると思うが証拠が無い等という現状では、弁護士も単に代理人になって離婚を進めていくしかできません・・・
別に最初に弁護士を選んでおく事は問題ありませんので、同時に浮気の証拠を取る為に探偵にも相談しましょう。
弁護士も今は増えてしまって、実務経験の無い新人弁護士が、法律事務所を立ち上げてしまっている場合があるので、ある程度営業年数のある弁護士で、離婚問題を扱う事がある弁護士さんを選ぶのが大事です。
その離婚問題は、民事の裁判になりますので、探偵に求められる証拠取得の要求も、中々ハードなものになります。
というのも、民事の判事さんが、不貞行為の証拠取得に関して、手段を選ばずにとってきて欲しいというニュアンスを醸し出す事があるからと弁護士さんに言われた事があります。
例えば、他人の敷地内に入らなければ、証拠撮影が出来なかったので、少し証拠としては薄いものになってしまったような場合、もうちょっと頑張って撮ってきちゃえば・・・みたいなノリの事を言う判事さんも居るそうです。
無断で他人の敷地内に侵入するのは刑法に触れますが、民事裁判においては、それは問題にされないというのです。
と言う事で、弁護士感が介入している浮気調査の案件では、探偵に求められる調査手法はハードなものになる時があります・・・
なので、弁護士案件の場合は、いつもより大胆な動きになります。
あくまでも当社比での話ですが・・・
しかし、弁護士さんが入っているのですから、裁判になる案件なので、複数回の不貞行為の証拠が必要になります。
となると調査の初期の段階であまりにも大胆に動いてしまうと、調査が発覚してしまう危険性があり、探偵としては初期の段階では通常通りの調査手法で、対象者に見つからない事を第一として動くのは仕方が無い事なのですが、もっともっとと圧を掛けられるとちょっとへこみます・・・
とはいえ、天下御免の弁護士さんからの要求ですから、調査中盤から後半にかけては、結構無茶な調査をする事もあります。
そうして得た証拠により、裁判が有利に進み、良い条件で離婚が出来たという報告を依頼人から受けたり、弁護士さんから褒められたり感謝されたりした時は、報われた気がする瞬間です。