浮気調査はメンタルが大事
2021年02月17日
浮気調査において、依頼人様はメンタルを強くして辛抱強く平静を装うのがとても大事です。
浮気をしているのか、又はしていないのかという、浮気の疑念だけから始まった調査の場合、浮気の結果が出てしまうと、それ以降の配偶者に対する態度、又は自分自身の生活態度に変調をきたす事があります。
出張で出かけるだの、残業で遅くなるだの、接待ゴルフだのと、嘘をついて、実は浮気相手と不倫している夫に対して、実態を知ってしまった奥さんは、平静でいられるのはとても厳しい精神状態だと思います。
離婚を決意した時、裁判にまで発展した時の為に、複数回の不貞行為の証拠を得ようという場合は、その証拠が集まりだした時が一番辛い時期でしょう・・・
夫の嘘に対して、平常時の態度を取り続けるのですから、客観的に見ても、精神状態は尋常ではない事は理解できます。
調査の過程において、何度か探偵事務所に、経過報告や今後の打ち合わせに来社される場合があるのですが、涙ながらの打ち合わせになる事も多々あります。
しかし、ここが辛抱のし所であり、ここで強いメンタルを発揮しなければ、自分を裏切った夫と浮気相手に対して、鉄槌を下す事が出来なくなります。
このあたりのアドバイスは、契約時の面談で、しっかりと説明をするのですが、気が強く、逆上してしまうタイプの方は、我慢が出来ずに、証拠を得る前に配偶者を問い詰めたり、調査現場に乗り込んできて、調査が台無しになる事があります。
一般的に、調停や裁判時には、不貞行為の証拠は複数回分あると良いと言われています。
まだ一回分しか証拠が取れていないのに、浮気の事実は間違いないという気持ちから、白々しい嘘をつく配偶者に対して我慢が出来なくなって、嘘を言われた瞬間に我慢の糸が切れてしまい、修羅場に発展してしまう事は多々あります。
しかし、怒ったら負けという事は世の中にはあるもので、浮気調査においても、調査が完遂するまでは怒ってはいけません。
心の中では怒髪天をつくような怒りの炎を燃やしても構いませんが、本来の意味で、配偶者と浮気相手に対して最大の罰を与えるには、怒りの炎は調査終了まで静めておきましょう。
また、暴力をふるってしまう方がおりまして、配偶者はもちろん、浮気相手に対して実力行使をしてしまう方がまれにいらっしゃいますが、これだけは絶対にやめておきましょう。
暴力でなくても、不倫の事実を勤務先や住居の周り、ネットの書き込み等で流布をしたりするのも、刑法に触れる行為なので絶対にダメです。
民事上の被害者だった自分が、刑事上の加害者に早変わりしてしまうからです。