浮気調査の自己調査は
2021年02月8日
探偵などのプロに頼まずに、自分で配偶者の浮気の証拠を掴んでしまおうと調査してしまう事を、自己調査と呼んでいます。
なんの問題もなく、自分自身で調査をして、決定的な言い訳無用な証拠を得られたのなら、それが一番でしょう。
探偵業者との打ち合わせの手間や、探偵業者に払う調査料金等が一切無いのですから、これに越した事はありません。
実際に、調査の手掛かりや、最低限の情報だけを探偵に調査をしてもらって、後は自分で調査をし、結果を得てきた依頼人様は、これまでに何人か存在します。
ただ、これは一つの賭けであり、上手くいけば申し分ないのですが、もしも失敗してしまった時のリスクを考えると、あまりお勧めは出来ません・・・
なぜかと言いますと、尾行や張り込みというのは一朝一夕に出来る作業ではなく、そこかしこにプロの絶妙な技があり、尾行の距離感や張り込み場所の選定や、張り込み時に不審者扱いをされない、又はされてしまった時の対処法等の的確な業務遂行が素人ではなかなか出来ないのです。
さらに、自分の身内の調査となると、調査対象者からも、調査している者は身内になるのは当然の事です。
自分の身内だからこそ、その風貌や動き、くせ等の見慣れた動きで、雑踏の中に配偶者が居たとしても、見つける事が出来る事でしょう。
しかしそれは、調査対象者である自分の配偶者からからも同じ条件だといえるのです。
夫婦や同居している近親者の動きの細部は、記憶の中にインプットされているものです。全く予期していなかった場所に自分の身内が来ていて、普通なら判別不可能なその他大勢が混じり合っている場所だとしても、目が届く場所に自分の身内が居たら、わざと探そうとしたのでもないのに見つけてしまったという経験が皆にあるはずです。
これが自己調査の障害となるのです。
自分の車とは違う車を使用した。大勢の中に紛れて、さらに変装までしている。建物の陰から監視している。等、色々工夫した所で、見慣れた人の事は意外と見つけられてしまうものなのです。
身内じゃなくても、親しい友人が何らかのイベントに来ていて「あれ!〇〇さんじゃないか?」と気付いた事があると思います。
それの最大級が、配偶者や家族、近親者を気にもしていないのに、見つけてしまったという現象なのです。
なので、自己調査をするのは自己責任で構いませんが、もしも失敗してしまった時のリスクを考えると、プロに頼んでしまうのが賢明です。
自己調査をして見つかってしまい、対象者に警戒されてしまうと、その後にプロの探偵に頼んでも、良い結果が得られない、又は調査不可能な状況になってしまう事もあるからです。